おはにょっす🐮✋

このブログも約４か月放置していましたが、なんとなく書きたくなったので書こうと思います。

昨今のウマ娘ブームにより一口馬主もバブル期を迎えています。

この記事は馬券だけ買って「飽きた」という達人に域に達したものの、「一口馬主なんかやってみたいんだけど、何から始めるべきかなー」と思っている人達向けです。

1.もう遅いんだよなぁ

現実を先に突きつけると、もう始めるのは遅いです。まずは以下の画像を見てください。

こちらの画像はnetkeibaデータベースより抜粋した2023年7月31日時点の2023年生産者別リーディングです。引用

1位になっているノーザンファームは1着の回数を2位の社台ファームと比較しても約2倍の数の勝利数を既に獲得しています。勿論かの有名な岡田総帥率いるマイネル軍団を生産するビックレッドファームや、ロードTCの大半の馬を生産しているケイアイファームなどからも優秀な馬は出てきますが、ノーザンファームは生産者リーディングでは毎年1位か2位の成績をここ数十年ずっと記録してきています。もちろん出走頭数としてカウントしている母数が他の生産者よりも多いという点はありますが、その点を考慮しても他クラブと同じくらいの勝率を記録しているのは注目すべき点です。以上の事から、まず出資するならノーザンファーム生産馬がベストだということがこちらのデータから分かります。

2.出資方法を考える

ではノーザンファームを馬を手に入れるにはどういう選択肢があるか。やり方は2つ存在します。

・直営のクラブで出資

所謂サンデーレーシング、キャロットクラブ、シルクホースクラブ… といったところです。これはノーザンファームを立ち上げた吉田家の家系図的な部分も関与してきますが、これは話がややこしくなるのでスルー。

ノーザンファームから直営で出てくるので、どの馬も必ずノーザンファーム生産馬です。ここで出資出来たら文句なし！最短ルートです。しかしみんな思うことは一緒なので実情は以下の通りです。

・サンデーレーシング:40口クラブなので１口60万円以上＆人気高騰で出資できない

・キャロットクラブ:500口クラブなので１口平均5～10万円も人気高騰で新規会員受付をしていない

・シルクホースクラブ:500口クラブなので１口平均5～10万円も人気高騰で新規受付は今年は500人のみ受付。

といった感じで、もう新規に出資するのは難しいです。私も今年なんとかシルクホースクラブに入れましたが、ファンクラブにまず課金してないといけなかったり、500人は狭き門だなと感じましたし、割とクラブの内部の人たちが新規会員募集を渋々行っている感が読み取れたので、来年同じく新規会員募集が行われるかと言われたら、それはYESとは言えないのが現状です。サンデーレーシングといった40口クラブはもはや富豪の遊びに等しいので、我々庶民は以下２つの選択肢になり、さらにキャロットはもう既存会員だけで回す宣言をしているので、難しいです。そこでもう一つの出資方法をご紹介します。

・バイヤー系クラブから出資する

実はノーザンファーム生産馬が100％上に記したクラブに流れているわけではありません。所謂個人間の取引である庭先取引や、競走馬のセリであるセレクトセールでノーザンファーム生産馬を手に入れるクラブが存在します。

というより、有名な個人馬主であるダノックスや金子真人HD、サイバーエージェントの藤田晋社長などはセレクトセールでバンバン爆買いしてます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/90c9b30087651bc8822bdda80f850a66db449d8f

そんな個人馬主と競ってセリで馬を入手する一口馬主クラブにDMMバヌーシーというのが存在します。

DMMが展開する一口馬主クラブで、過去に排出した名馬として、ラヴズオンリーユーが挙げられます。

例えば2023年度の募集馬(22年産駒)は15頭の募集がありますが、そのうち約半数にあたる7頭がノーザンファームの生産育成です。お手頃価格でノーザンファームを入手するのであれば現状一番入手しやすいのはここではないかと考えます。

同じくバイヤー系で、ノーザンファーム生産馬を募集しているクラブとして、もう一つ東京サラブレッドクラブが存在しますが、こちらはノーザンファーム生産馬をセリで購入して募集はされますが、頭数自体は少ないですので、「ノーザンファーム生産馬に出資する」というのを目的に入会するのはお門違いなのかなと思います。

また、もう一つノーザンファーム生産馬を募集しているバイヤー系クラブとして、キーファーズが存在します。ドウデュースの馬主である松島正昭氏が運営しているクラブです。ただ、歴史が浅い(クラブ発足が2021年9月)上に年度別の成績的にはDMMの方が好成績を残していますので、比較するとDMMの方が良いと思います。

以下からDMMバヌーシーの良いところをご紹介します。

・3.DMMバヌーシーのここがすごい！

・リーズナブルな出資価格

DMMは40口クラブでもなく、500口クラブでもなく、2000口クラブです。なので、１回の重賞を買ったとしても、４人で飲みに行った２件目の居酒屋のお会計くらいのお金しか返ってきません。まぁ重賞に挑戦するくらいの馬に出会うこと自体難しいんだけど。ということで、回収率というところでは正直回収できないです。諦めてください。しかしながらそれにより、１口の価格がかなり安いです。例えば先程ご紹介したラヴズオンリーユーは1口3.2万円です。そんなラヴズオンリーユーでさえ複数海外G1を制したり、オークスを制して世代牝馬の頂点になったりしても１口当たりの賞金が9.7万円ですので、回収率が望めないのは金額から読み取れますね。ただ、3.2万円でこのような素晴らしい馬に出会える可能性がある、というのは夢がありますよね。

・週１で動画が送られてくる

出資したら愛馬の様子が気になって気になって仕方なくなるのが出資者の宿命です。「ちゃんと成長してるかな…」「ご飯食べてるかな…」「トレーニングは上手い事で来てるかな…」と色々考えて夜しか眠れなくなります。そんな出資者の不安要素をしっかりと認識しており、毎週動画やレポートが必ず送られてきます。動画に関しては育成トレーニングの様子や、お休み中の癒し動画などが送られてきます。レポートは基本的に調教師のコメントや厩舎長のコメントなどが載っています。特に出資馬が函館に居た時は、レポートで調教タイムや調教内容に関する調教助手の感想などが載ってました。基本的に他のクラブは２週に１回とか月１とかのレポートなので、頻繁に近況報告があるのはありがたいですね。

・名門厩舎への委託、有名騎手の騎乗機会が多い

出資する上でもう一つポイントになるのは厩舎です。厩舎ごとにも特性や勝率が存在しますし、自分と相性の良い厩舎なども存在します。正直に話すと、価格の安い馬はそうでもない厩舎に委託されることが多いです。クラブとの縁などもありますが、DMMは名門厩舎との繋がりも多いというのが正直な感想です。具体的な名前を出すと、パンサラッサやバスラットレオンでお馴染みの矢作芳人厩舎、ヴェルドライゼンデやボッケリーニなどの管理をしている池江泰寿厩舎、ハヤヤッコやサークルオブライフを管理している国枝栄厩舎、イクイノックスやジオグリフなどを管理している木村哲也厩舎などです。ぶっちゃけるとこれらの厩舎は実績だけで挙げており、人によっては嫌いな人もいますので悪しからず。

また、厩舎が良いと有名な騎手に乗ってもらえる機会も増えます。例えば私の出資馬は木村哲也厩舎所属ですが、それが縁で新馬戦はルメール騎手が騎乗してくれました。結果はどうであれ、有名騎手に乗ってもらえるのはとても嬉しいですよね。ルメール騎手が確保できたと聞いたときは正直びっくりしました。

4.総括と今年の募集馬おすすめの１頭

総括すると、DMMバヌーシーが一番勝率の高井ノーザンファーム生産馬に出資することができ、尚且つ厩舎や騎手も良い、出資者へのサービスも質が高いということで、オススメに上げさせていただきました。ちなみに話によると、クラブ法人において2023年上半期の勝率第1位らしいです。すげー。

ということで、ここでDMMバヌーシーの2023年募集馬で個人的に一番出資したいと考えている馬をご紹介します。

モルガナイト 22(牝・武幸四郎厩舎予定) 1口:2.9万円

https://db.netkeiba.com/horse/2022105093/

ノーザンファーム生産育成。サートゥルナーリアの初年度産駒です。

母モルガナイトは、中央競馬で4勝を収め、芝の1800-2000mを得意としました。当馬は、母が16歳で出産した10番目の産駒となります。なので既に多くの兄姉がいるのですが、母の産駒はほぼ勝ち上がっているのもポイントです。血縁関係のある代表馬として、ブラックスピネルや遠くにクリソベリルがいます。バランスの良い馬体をしており、飛節が良く伸びて動きは柔らかく滑らか。可動域も広く、芝2,000m前後が適性なのかなと思います。個人的にカリーナミア22とこの馬の２頭は必ず出資したいと考えていましたが、残念ながらカリーナミア22は故障が確認され募集前に中止になってしまいました。

他にもダービー出走馬の妹や、G1を5勝した母の仔など、個性的だけど良血の馬が今年も揃ったなと思います。

是非他の馬も確認し、一緒に一口馬主になりましょう！

https://banusy.dmm.com/recruitment_horse/offering/